【育児休業給付金公開】0歳・1歳復帰でも30万円以上増やした方法


育休取得予定のパパも知っておくと得するよ
育児休業給付金とは
パートでも要件を満たしていれば受給可能!確認を
育児休業給付金とは、
雇用保険の被保険者が(中略)、
原則1歳未満の子を養育するために育児休業(2回まで分割取得できます)を取得した場合、一定の要件を満たすと「育児休業給付金」の支給を受けることができます。

雇用保険は、
1週間あたりの所定労働時間が20時間以上で、
31日以上の雇用見込みがある場合に適用されるよ。
パートやアルバイトでも同様で、給与明細に「雇用保険」の欄があるはず。
ただし、給付金には被保険者であることに加えて、要件があるので会社に確認を!

雇用保険料として給与の0.3%を保険料として納めているんだ。
(職場は0.6%だから、計0.9%)
それを原資に給付金が出てくるから、もらわないと損!
支給額は?
給与の5割以上!
(育児休業開始から181日目以降は50%)
ざっくり言うと、
月々のお給料の6割超(半年後は5割)
を給付金として受け取れる。
ということになります。
「休業開始時賃金」を増やせば支給額も増える
支給日額は原則30日ですので、
給付金を増やすには、
「休業開始時賃金」を増やす必要があります。

賃金って給料のことでしょ?
そんな簡単に上がったら苦労はしないんだよ

いやいや、給与だけじゃないんだよ
「休業開始時賃金」には残業代や交通費も含まれる
原則、支給単位期間中に支払日のある給与・手当等の賃金総額をいいます。

つまり、残業代や交通費も含めた総支給額のこと。
育児休業開始直前6か月の賃金で判断されるよ。
(出勤日数が11日未満の月は除外)

そうか!残業ガンガンすればいいんだな!

うーん。パパはそうかもね。
ママは、
お腹の赤ちゃんが育つ大切な時期なので、無理は絶対に禁物。
むしろ、体調が悪く欠勤日が多くなって、給与が下がる月が出るのなら、
出勤日数を11日未満に調節して、除外した方がいいよ!
パパも、
妊娠中はサポートしてほしい時期&残り少ない大人だけの時間だから、夫婦でよく相談してね。
増やした方法①:引っ越し時期に注意
新しい家族を迎えるにあたり、
引っ越しを検討するご家庭もあるのではないでしょうか。
我が家は、
妊娠中に夫の異動が決まって転居の必要
が出てきました。
当時住んでいたところから、
私の職場も近くなる異動で、
交通費が1日当たり1,000円以上安くなる
ことがわかりました。
1か月の定期券に直しても10,000円以上。
つまり…
「休業開始時賃金」が10,000円以上減る
⇒育児休業給付金が1か月あたり6,700円以上減る!

通勤時間は10分減るだけで、
むしろ乗り換えの都合で座れなくなる…
妊娠初期で引っ越し準備が不安だったこともあり、
安定期まで転居を待ってもらえないか
夫の職場に打診したところ、
幸い快くOKがもらえて、
支給額も減らずに済んだのでした!
結果、月6,700円の増に!
こちらが、一人目のときの支給決定通知書です。


わたしは0歳で復帰したので、恩恵は数万円だったけれど、
例えば1歳半で復帰の人なら
6,700円×6か月+5,000円×10か月=92,000円
と10万円近い差が生まれるよ!

こんなこと考えてたのか…
増やした方法②:時短に有給を充てる
時短をとっていると、給付金も少なくなる
二人目妊娠がわかった時は、
朝夕時短勤務で働いていました。
朝夕計2時間の時短をとると、単純計算で、
フルタイムの時の75%ほどの給与
になっています。

復帰して得る給与より、一人目育休時の給付金の方が多いという悲しい事実のなかで働いてたよ…

保育園代かさむしね。
つまり、
その減った給与が「休業開始時賃金」
となるので、
二人目の育児休業給付金は、
一人目のときよりも低い額が支給額
となります。
わたしの場合を例に、計算すると、
301,020円(一人目の時の休業開始時賃金額)×75%=225,765円
はじめの6か月…225,765円×67%=151,262円
以降…225,765円×50%=112,882円
上記のようになります。
あくまで計算しやすい理論上の予想額で、
実際は残業を全くしなくなったので
さらに低い金額となります。

育休中も一人目の保育園代は変わらず払い続けるし、
ほとんど残らない。
でも、実際の支給額がこちら。


あれ?!結構増えてる!
賃金月額283,680円。
時短で75%のはずが、
94%にとどめることに成功しました!

わたしは1歳で復帰したので、恩恵は33万円!
これが1歳半で復帰なら54万円、2歳で復帰なら72万円の増になるよ!
どうしたかというと、
などをして、フルタイムで働いているお給料に近づけました。
産休前に有給をまとめて消化するのが難しかったため、
このような形にしましたが
もちろん時間単位ではなく、
1日有給を使うのもありだと思います。
時間単位の有給取得上限や
有給消化できる状況かなど
職場によってさまざまなので、
規定を確認&相談しましょう。

お金は大事だけど、
母子の健康と、戻りやすい職場環境はもっと大事!
まとめ:制度を知って損をしないようにしよう
最後までお読みいただきありがとうございました。
育児休業や育児休業給付金は本当にありがたい制度ですよね。
制度をよく知っているか否かで、
数十万の差が出てしまう場合もあります。
少し手間ですが、
しっかり確認して育児に専念できるといいですね。